普段は見向きもしないのに、ふとした瞬間にはっと美しさに気付く。
例えばそれは初夏の川縁にゆらゆらと飛ぶニホンカワトンボ。
ニホンカワトンボ雄:体長65mm
都内でも多摩の山沿いに行けばいくらでもいる普通種だが、
いざ手にしてみると、カワトンボ類の中でもトップクラスの美しいトンボであることを発見する。
透き通るような橙色の翅と、おしろいを施したような身体。
どこか日本的な美しさを持つトンボだと思う。
あまりに普通であるがために、このブログ初登場のニホンカワトンボ。
今シーズンは、こういった、隠れた美しさを秘めたトンボや虫達にも注目してみようと思う。