この時期はシーズン中最もトンボの種類が豊富な時期だ。
次から次へとピークを向かえる種類全てを採るなんてことは、到底できない。
そんな中でも、毎年欠かさずに出会いたいものがある。
例えばムカシヤンマとサラサヤンマ雌。
左:ムカシヤンマ雄:体長74mm
右:サラサヤンマ雌:体長57mm
このふたつは、今でこそ狙って採れるようになったが、(サラサ雌は未だに出会いが少ないが、、)
まだトンボを始めたばかりの頃は、どこでどうやって採ればいいか皆目分からない、
雲の上の存在だった。
トンボ図鑑を眺めては悔しい思いを噛み締めていたのをよく覚えている。
これらのトンボに執着するのは、そんな思い出があるからだろう。
今日、東海地方までが梅雨入りした。
梅雨入り前までに、いかに春のトンボをクリアするかが毎年難しいのだが、
今年はまずまずの成果だったと思う。
来週には、夏のヤンマが続々と羽化するに違いない。
春の終わりはもうそこまで来ている。