トンボの日々

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2017年 01月 11日

ずぼら

近頃は、すっかり「直翅の日々」と化したブログだが、しつこく直翅。

今までは、緑色の直翅は標本で緑色を残すのが難しいと感じていた。しかし昨年、ひょんなことから、
手軽に緑色を残す方法を発見した。

例えばこのバッタ。

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都市部ではあまり目にすることがないクルマバッタ。ほぼ生時の色彩を留めていると思う。身体が軟
らかい直翅類は、内蔵を引き抜いた後に綿などの詰め物をするのが一般的らしいが、そんな手術めい
た器用なことは出来そうにない。自他ともに認める面倒くさがりとしては、できればこのクルマバッ
タのように、虫体には一切手を加えずに楽をして標本を作りたいのだ。

この手軽な方法を発見してからは幾種かで試してみたが、概ね良い結果が得られた。ただし、カヤキ
リやヒガシキリギリス、ヤブキリなどの体が軟弱な大型種ではまだ試したことがない。また、トンボ
を始め直翅以外の昆虫や甲殻類にも応用できるのか、試してみたい。

今年も、手間ひまかけない「ずぼら」を追求する一年になりそうだ。





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by brunneus | 2017-01-11 00:23 | つぶやき | Comments(6)
Commented by ミーハー at 2017-01-11 20:12 x
やり方知りたいです

糞だし飼育してから乾燥剤に投入ですか?
Commented by brunneus at 2017-01-11 21:57
色が驚くほど良く残っている標本をネットで見つけても、作成方法はどこにも書かれていません。
皆さん独自の、秘密の技術を編み出しているのです。

敢えて言うなら、キーワードは「乾燥」「低温」です。
自宅環境によっても結果は異なると思うので、ご自分で色々試してみてください!
Commented by ミーハー at 2017-01-12 00:33 x
私は、「乾燥」「高速」かなと思ってました。
フリーズドライの機械は高いですね~

冷蔵庫で乾燥剤ですかな~

私は実は大型のトンボが一番難しいと思いますね~
あと、キンカメムシとかね~(オオキンを除く)
Commented by brunneus at 2017-01-12 08:40
大型トンボも、「乾燥・低温」で対処できますよ。
キンカメでは、南西諸島のナナホシキンはどうしても色が残りませんね。生時はメタリックグリーンですが、死ぬとブルーメタリックになります。まあ、これはこれで綺麗なので、個人的には気に入っています(笑)
Commented by ミーハー at 2017-01-12 09:14 x
キンカメムシ類は乾燥して変色した標本をもう一度アセトンや水に浸けるとその時だけ色が戻るんですよね。
なんか水分が屈折率とか回折率に関係してんでしょうね~

私には技術がありませんが、透明の樹脂とかに漬けて固めたら、色残りそうな気もするんですよね~(想像)

トンボは展翅して乾燥剤入れて冷蔵庫に入れたらかなり場所とりそうですね~

南西諸島遠征のあととか冷蔵庫つかえなくなりそう…。

当面の三角紙での冷蔵保存は色落ちしないで持つんですかね?

あと、特徴的で美しい目の色がどうしても黒くなってしまうんですよね~。
Commented by brunneus at 2017-01-12 20:56
変色後復活は、トンボの複眼でも可能ですよ。ただし、黒変したものはダメです。しかし水分が飛ぶと元に戻ってしまうのはキンカメと同じですね。
個人的に思うのは、、
外側を樹脂で固めても、体内の組成がそのままであれば、結局は変色は避けられないと思います。
一個人では到底できませんが、「プラスティネーション」という、体内や組織の水分を樹脂に置き換えて固定する技術が一番可能性を感じます。具体的にどうやるかは分かりませんが、、。

基本的に、昆虫標本は一度乾燥してしまえば、紫外線とかに当てたりしなければ変色はしませんね。湿気も大敵ですが、、。
僕は基本的には展翅、展足はせずに適当に乾燥させて保管、気が向いたら軟化させて整えてます。
トンボは全部展翅してたら部屋がいくつあっても足りないので(笑)


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