ほとぼりが冷めたので、そろそろアップ。
全国的な流行に乗って、実は10月11日に都内でスナアカネを採集していた。神奈川まで入っている
ので、都内でも見つかるはずだ、と踏んでいたのだ。
一か八かの探索だったが、運が味方をしてくれたようだ。
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なんてことを、いけしゃあしゃあと書きたいものだ。
もちろんこの画像はスナアカネなんかではなく、ナツアカネ雄の画像をちょこっといじっただけ。
ネット上で「スナアカネ」と検索すれば沢山の画像が出てくるが、当然地名は書かれていない。スナア
カネは恐らく神奈川以北にも入っているだろう。そして既に撮影、採集している人もいるのだろう。し
かし、それをリアルタイムにブログやSNSに出す人はいない。あるいは、出すとしても検索キーワード
に引っかからないような、巧妙な方法で出す。誰もが情報拡散を恐れている時代なのだ。
大切な情報は、信用のおける、ごく身近な人間にしか伝えない。メールやLINEなどの個人的なツール、
もしくは直接会って伝える。
オープンなオンライン空間の、「事実を伝達する」という役割は、既に終わったのかもしれない。
貧しい自分自身の生活と頭の中を「インスタ映え」のする写真で覆い隠す若者たちのように、フィクシ
ョンの世界がどんどん増殖してゆく。本当のことは、オンライン空間では言わない。皮肉なことに、イ
ンターネットが身近になればなるほどそこには虚構が広がり、逆に事実やリアルさを求める人々は、
秘密に溢れたオンライン空間から離れてゆくのかもしれない。
自分にとってブログを読む楽しさは、他人の体験や頭の中をこっそり覗き見しているような感覚にある。
このブログを始めた当初も、他人が偶然このブログを発見した時に、そのような気持ちになってもらえ
るような、非常に個人的なものにするつもりだった。しかし時代がそうはさせてくれない。
結局、始めた頃とはまったく別のものになってしまったわけだが、、。
さて、どうしようか。
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