雨が来る直前。
標本撮影中に(白く曇る日が撮影条件がいいのだ)、ムクドリの警戒音がしたので、
ふと窓の外を見ると、向こうの電線に見たことのない大きな鳥がとまっていた。
トビ?・・・いや、オオタカ?・・・なわけない。じゃあハイタカかツミか?
と目をこらすがどうもよく見えない。
ムクドリが群れて脇でさかんに罵っている。
やがてムクドリの五月蝿さに耐えかねて、遠くへ飛んでいってしまった。
標本撮影を中断し、あわてて撮った写真を拡大する。コンデジなので全然寄れないのだが、、。
どうやらハシブトガラスの白化個体のようだ。(動物界ではアルビノ、と呼ぶ)
先天的な現象で、細胞の色素が抜けるとこうなってしまうのだが、白化の程度にはさまざまな段階があるという。
このカラスは、純白ではなく、中途半端に白くなっているようだ。
ハシブトガラスではあるけど、こんなのは初めてだ。
吉兆?凶兆?