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2009年 06月 28日

ふと

雨が来る直前。
標本撮影中に(白く曇る日が撮影条件がいいのだ)、ムクドリの警戒音がしたので、
ふと窓の外を見ると、向こうの電線に見たことのない大きな鳥がとまっていた。

トビ?・・・いや、オオタカ?・・・なわけない。じゃあハイタカかツミか?
と目をこらすがどうもよく見えない。
ムクドリが群れて脇でさかんに罵っている。

やがてムクドリの五月蝿さに耐えかねて、遠くへ飛んでいってしまった。

標本撮影を中断し、あわてて撮った写真を拡大する。コンデジなので全然寄れないのだが、、。

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どうやらハシブトガラスの白化個体のようだ。(動物界ではアルビノ、と呼ぶ)
先天的な現象で、細胞の色素が抜けるとこうなってしまうのだが、白化の程度にはさまざまな段階があるという。
このカラスは、純白ではなく、中途半端に白くなっているようだ。

ハシブトガラスではあるけど、こんなのは初めてだ。

吉兆?凶兆?
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by brunneus | 2009-06-28 14:59 | つぶやき | Comments(0)
2009年 06月 26日

黄昏の影

関東ではそろそろ黄昏ヤンマ、ヤブ、マルタンが出ている頃だ。
2年前には町田の公園でヤブの大群飛を見ている(その時はなんと、ネットを持っていなかった!)。

去年から通い始めた、川崎のフィールドでは、どうか。
ここは少ないながらもマルタンが出る。去年は7月に入ってから行ったので、既に成熟していた。

未だに果たせていない、野外での黄色い未熟マルタン雄。

夕方に時間が空く貴重な日だ。しかも雨上がりの晴。淡い期待を胸にポイントへ。
住宅地に囲まれた谷津。気温は涼しいが、森の湿気がすごい。汗が吹き出してくる。

ほぼ一年ぶりのポイントは相変わらず静かで、しっとりとした草の匂いと、キンヒバリの声に包まれていた。

薄暗くなるのを待つ。
その時、前方の林からふわっとスリムなヤンマが舞い降りて来た。あれはヤブ雄だ。ヤブはそのまま頭上を越え、背後へ抜けて行く。

大丈夫、まだチャンスはあるだろう。

しかし、待てどもヤブがたまに通過するだけで、マルタンらしき影は一向に来ない。
おまけに暗くなるほど、ヤブの動きが機敏になり、薄暗い谷津を猛速で気配となって飛び去る。

とても採れる気がしない。

18:50
終了。結局、マルタンは飛んでこなかった。

毎年、黄昏の第一回目はこんな感じだ。ヤンマは少なく、成果がないままに、気付くとシーズンに入っている。

ヤブキリが鳴き始めた。

成果:ゼロ
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by brunneus | 2009-06-26 13:53 | 神奈川 | Comments(0)
2009年 06月 19日

東京の里山

この時期はほんとうにどこに行くか迷う。

・千葉西部アオヤンマ
・埼玉中部アオサナエ、ホンサナエ
・埼玉南部ヤマサナエ、サラサヤンマ
・そして茨城キイロヤマトンボ(これはまだ未体験)
そしてそろそろマルタンやネアカが出始めているころだ。

しかし、不幸なことに、土日、平日共に一日空いている日はない。

天気予報を睨みながら、可能性を徹底的にシミュレーションする。

そして今日の選択は、青梅の里山。

時間的、体力的に見ての判断。

未撮影のクロスジギンと、サラサ雌が目的。

この時期の青梅の里山は、いつ来ても爽やかな風が吹いている。

そしてポイント。入るとすぐにサラサ雄が出迎え。

雌産卵ポイントは、ここ数年不振が続いている。湿地の乾燥化で、ポイント力が低下しているのか?
と疑いたくなる。
待つこと20数分。ふと見ると足元の朽ち木に黄色い中型のトンボが!!
サラサ雌!

しかし、ネットを振るのを躊躇していると、ついっと奥の茂みの中へ。

心臓が大きく高鳴るのが分かる。なにしろここでは数年振りだ。
そうでなくともサラサ雌は出会うのが難しいのだ。

竿を握りしめて、茂みの一点を凝視するが、一向にこちらへ来る気配はない。

あきらめて、付近の様子を見に、ポイントを離れて、再び戻った瞬間、足元の朽ち木に黄色!!

今度は落ち着いて産卵している。躊躇なくネットをかぶせる。


気持ちが一気に軽くなった所で、池へ。目的のクロスジギンはさっと一瞬来るが不安定。
これでは採れる気がしない。

そのかわりに、日向はコサナエ雄の天下だった。こんなに多数を見たのは初めてだ。

眩しい日向を素早く飛び回る小さなトンボ。

その後、ついでなので、M氏から依頼されていたネキトンボ池のチェックへ。日向の道路を延々と歩く。
あわよくばクロスジギンにも期待する。

そして首尾よくヤゴのサンプルを採り、おまけにクロスジギンワンペアも採れてしまった。特に雌が嬉しい。
いままで何故か野外では縁がなかったのだ。

こんな日の帰り道は足取りも軽い。

成果:
コサナエ♂3
サラサヤンマ♂2♀1
クロスジギンヤンマ♂1♀1

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by brunneus | 2009-06-19 23:48 | 東京 | Comments(0)
2009年 06月 17日

南へ

結局、耐えられなかったのだ。

1999年から10年間続けて来た(結果的に)初夏の南方遠征。

高知、奄美大島、沖縄本島、石垣島、西表島、、。

南への強い憧れ。

海沿いの夕暮れの水田地帯を音もなく乱舞するトビイロヤンマ。

灼熱の水草の上に逆立ちするアオビタイトンボ。

水分を充分に含んだ空気が充満する深い森の林道の上。静かに真っ黒な翅を滑空させるカラスヤンマ。

暗闇の水面を影のように狂飛するオオメトンボ。

那覇の街角に舞い込むスジグロカバマダラ。

耳鳴りのようなクマゼミの声。

リュウキュウアブラゼミの金切り声。

夜の水田から響くタマシギの甲高い声。

薄暗い早朝の心地よい空気。

亜熱帯の森の甘い匂い。

汗の匂い。

日焼け止めの匂い。

珊瑚のかけらを洗う潮騒。

辺土名の街。

白い道と眩しい光。

不況とか、厳しい経済情勢とか。仕事とか。理性で考えれば、いくらでもやめる理由はある。
しかし南の記憶を思い出す時、そんな日常の事は簡単に吹き飛んでしまうのだ。
あの、狂気に満ちた生命溢れる空間にいられるだけで、何もいらない。

身体がどうしようもなく欲しているのだ。梅雨明けの南。
ほんとうに馬鹿だ。病気と言っていい。見境がない。

「ほんとうにいいのか?諦めてしまうのか?後悔しないのか?」

7月が見えてくるにつれ、内側から溢れ出る激しい欲求に抵抗しきれず、チケットを取ってしまった。
格安があったのだ。

こんなに激しい気持ちになるなんて思わなかった。

身体のリズムが出来上がってしまっているのだろうか。

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by brunneus | 2009-06-17 23:33 | つぶやき | Comments(0)
2009年 06月 13日

しょっぱなから

6月12日。

ツイてない。

ついに梅雨がスタート。
そして今日が晴の最後のチャンス。

平日だし、あそこも人が少ないはず、、。

と踏んで、頑張って早起きして、眠い眼をこすりながら駅までひいこらチャリをこいで(このあとパンク)
武蔵嵐山駅に着いてみると、、。

空は真っ白。
天気予報は「晴」から「曇り昼前後は晴」にトーンダウン。
家近辺はあんなに清々しい朝日に照らされていたのに、、。

ツイてない。
なんか、起きたときから嫌な気がしたのだ。
不自然なかんじ。

タクシーを拾う気も失せ、ダンプカーの排気ガスにまみれながら、延々と国道をとぼとぼと歩く。

そしてポイント。

、、、。河原が無い。

全体が草ぼうぼう。

そしてトンボ反応なし。

薄日は差すようになったものの、待てどトンボの影すら見えない。

というか、こんな草だらけじゃ、サナエが飛んでくるイメージが全然湧かない。

ならば、日差しが安定するまで奥のサラサポイントで時間を潰すか、、。

がーん、、、。

背丈以上あるアシがエリア全体にびっしり繁茂している。

あちゃー、、。

ここも終わったな。
サラサ自体はこの奥にいるんだろうけど、こんなんじゃとてもじゃないけど入る気がしない。
しかも今日はスニーカーだし。

数年来ていないだけで、こんなに様変わりしているとは、、。

ということで早々にこのポイントに見切りを付けて、上流へ。

川沿いに進めず、無駄な遠回りを幾度となく繰り返す。

足が痛い。

寝不足で頭痛もする。

そしてなんとか二つ目の橋。
日差しは安定してきたが、ここも当然のようにトンボがいない。

たまにコオニヤンマがふわっと飛び立つだけ。

コオニも一応未撮影なので採ってもよかったのだが、とても竿を振るテンションになれない。

白い河原をひいこらあ歩いた先の緩流部でようやく素早く飛ぶ影。

大きい。あれはコヤマだ。

一応目標種なので、ゲット。

さらに少し下流にもいたので、足元を通過ざまにゲット。

時計を見ると12時に近い。

今日は17時から立川で仕事。

いったん帰宅してシャワーを浴びる。

パンクを直す。

早めに出る必要がある。

ということで撤収。


アオサナエ、ホンサナエ、キイロサナエ

ああ、ここに行けば楽勝、今日でノルマを達成するつもりだったのに、、。

天気なのか、時期なのか、、。
過去の記録では、曇りベースでもしっかりアオサナエは採れているんだけど、、。

とにかく、最後のチャンスを空振りで終えてしまった。


成果:
コヤマトンボ♂2
オナガサナエ未熟♂1
マイマイカブリ(最初のポイントの側溝に落ちていた)1

とほほ。
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by brunneus | 2009-06-13 00:01 | 埼玉 | Comments(0)