トンボの日々

brunneus.exblog.jp
ブログトップ

<   2014年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧


2014年 02月 23日

恒例行事

今年のフェア出展が終了。

相変わらずトンボ標本の出足は鈍いが、冊子はなんとか完売。
購入して頂いた方々、ありがとうございました。

フェアが終わると、一気に季節が進む。

a0126535_20595698.jpg

[PR]

by brunneus | 2014-02-23 20:59 | つぶやき | Comments(2)
2014年 02月 08日

未採集・その3

前回の記事に続き、国内で最も危険なトンボの一種を紹介。

ベッコウトンボ雄(デジタルイラスト)
a0126535_23571939.jpg


このトンボもまた、野外で許可なく触れただけで御用となる、危険きわまりないトンボだ。
万が一、こちらを目がけて飛んでくるのを発見した場合は、身の安全を第一に考え、全速で退避す
ることをお勧めする。

例に漏れず、画像の個体はヨツボシトンボをデジタル加工したもの。雑種が出来るほど近縁なので、
加工もやはり楽だった。話は逸れるが、ヨツボシトンボとベッコウトンボの雑種を野外で採集した
場合、法的にはどういう扱いになるのだろうか、、?


ベッコウトンボは、東京に長閑な風景が広がっていた頃には石神井公園にも産したというから、か
つては全国的にそれほど珍しい種類ではなかったのだろう。
西日本の産地では、条件さえ整えば人工的な溜め池にも飛来するらしいので、個々の棲息環境より
も、生息環境が周囲に連続して分布することが重要なのだろう。もっとも、これはベッコウトンボ
だけに限らず、殆どのトンボ類に当てはまることだ。

トンボを保護しようとする場合、ひとつの水域だけを保全することはあまり意味がない。ある種を
採集禁止にしても、自治体の枠を超えた広大なエリアの生息地も同時に保全しなければ効果は薄い。
しかし土地の経済的な価値などを考えると、それは現実的には不可能だろう。トンボと金のどちら
を取るかと言われれば、殆どの人間にとっては答えは明白だからだ。

人間が自然環境を消費して生きている以上、ベッコウトンボやシマアカネもその犠牲にならざるを
得ない、ということだろう。
[PR]

by brunneus | 2014-02-08 00:27 | つぶやき | Comments(0)
2014年 02月 03日

未採集・その2

実は昨年晩秋に小笠原諸島某島に行ってきたのだが、集落にほど近い林で見慣れぬトンボを採集した。

a0126535_1555225.jpg


家に持ち帰って図鑑を開いて調べてみると、どうも「シマアカネ」というトンボに一番似ているよう
だ。そこには小笠原諸島の固有種と書いてある。

散歩がてらに、このブログ初登場の珍しいトンボが捕まえられた幸運に感謝!










・・・・・・などということをしたら、立派な犯罪行為である。そもそも散歩がてらに採れるようなト
ンボではないが、、、。

国内では、趣味でトンボ採集している人間が絶対手にすることができないトンボが何種かある。
西日本と九州に産地が点在するベッコウトンボ、瀬戸内の宮島のみに分布するミヤジマトンボ、小笠原
諸島のいくつかの島でしか見られなくなったハナダカトンボ、オガサワラトンボ、そしてシマアカネだ。
(それ以外にオガサワラアオイトトンボや、最近では奄美大島のハネナガチョウトンボなどもある)
これらは産地や個体数から見て、絶滅の危機にあるとされるトンボ類で、種レベルで国や自治体の手で
厳重に管理されている。
野外で許可なく手にしただけで犯罪行為が成立してしまう、麻薬や覚醒剤、拳銃などと同じくらい恐ろ
しいトンボなのだ。

保護や採集の是非など世の中にはいろいろな議論があるが、これらのトンボだけは、さすがに採ろうと
いう気持ちも起きない。むしろ、仮に向こうからこちら目がけて飛んできたとしても、いらぬ濡れ衣を
着させられたくないので、さっと身をかわしてしまうだろう。


一応お断りしておくが、上記の画像のトンボはもちろんシマアカネではない。ホソアカトンボの写真を
加工して、シマアカネ風に仕立てただけだ。
加工して気付いたのが、両種の体の色彩や形態に共通点が多い、ということ。ちょっと手を加えただけ
で簡単にシマアカネに変身してしまったのだ。
形態面で共通点が多い、ということは、お互いに近い系統であることの証かもしれないな、という妄想
を楽しみながら作業をした。

採集禁止だろうがなんだろうが、バーチャル(空想)の世界では、全てから開放される。
[PR]

by brunneus | 2014-02-03 02:27 | つぶやき | Comments(0)