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2014年 05月 25日

ルリカミキリを探せ!

今日。

明るい時間に帰宅できたので、その足で近所を散策。ルリカミキリの発生状況を見ておきたかったのだ。
結果は、新たに6箇所で発生を確認した。

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調査方法は、自転車で適当に流しながらレッドロビンを見つけ次第接近、不審者に間違われないように
何気ない仕草で葉裏を確認する、というもの。
こんな方法なのでじっくりは見られないし、あまりにプライベートな雰囲気の木はさすがに近づけない
ので、実際はもっと発生地があるかもしれない。

走り回ってみると、この界隈はほんとうにレッドロビンが多い。1ブロックに一つ、というくらいの割
合で見られるが、見回るうちに、ルリカミキリが見られる木と見られない木がなんとなく分かるように
なった。

ルリカミキリがいる木は、下の画像のような感じ。

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ぽつんと孤立した株に見られることが多く、逆に大規模な生け垣のような場所や、しっかり剪定された
木には見られない。このあたりの特徴はスギカミキリにも似ているかもしれない。密集した木は、何か
の防御物質を放出しているのだろうか。

いつも行く木は、今年はルリカミキリが異常に多い。その多さは一つの視界に10個体は確認できる
ほどなのだが、他の場所で見られた個体群はもともとの発生ではなく、爆発的に増えたホットスポッ
トから飛散したものなのかもしれない。

トンボに限らず、昆虫の個体数が激増した翌年は激減するのが世の常。国立界隈のルリカミキリは、お
そらく来年は激減しているに違いない。

滅多に見られない大発生の光景を、しっかり目に焼き付けている。
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by brunneus | 2014-05-25 22:35 | 東京 | Comments(4)
2014年 05月 25日

小さな変化

今日は絶好のトンボ日和だったが、どうしても早起きできず、自堕落な一日を過ごしてしまった。
せめて有意義なことを、と画像いじり。

ムカシトンボはシーズン開幕を告げる象徴的なトンボだが、ここ数年は4月下旬の未熟摂食個体を採っ
て満足してしまうことが多かった。しかし今年は5月に入ってからも何度かポイントを訪れ、未熟期か
ら老熟期までの個体をじっくりと観察することができた。

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左上:4月中旬採集個体 左下:4月下旬採集個体
右上:5月中旬採集個体 右下:5月中旬採集個体

ムカシトンボは未熟、成熟で色彩の変化は少ないトンボとされている。しかしこうして並べてみると、
成熟過程で色彩や形態が微妙に変化していることが分かる。

左上の個体は羽化して間もない時期で、上から見ると腹部が縦にぺしゃんこに潰れている。翅も黄色く
色付き、腹部側面の黄色班の面積が多い。
左下は羽化後一週間ほどだろうか。体の色彩の変化は無いが、腹部が若干太く、翅が透明になっている。
この時点では体表のキチン化はあまり進行しておらず、ふにゃふにゃと軟らかい。
右上は成熟個体。上から見た腹部は太くなり、体表がしっかりと固まっている。腹部側面の黄色班は消
えかかっている。
右下の個体は老熟期のもの。複眼が銀色に輝き、腹部側面の黄色班は完全に消失している。

ムカシトンボは見慣れたトンボだが、体の中の小さな部分に着目して調べてみると、新たな発見があ
る。それはよく知る友人に新たな一面を発見したときの、新鮮な気持ちにも似ていると思う。

新たな発見がまた来年あることを期待しつつ、ムカシトンボのシーズンに別れを告げる。
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by brunneus | 2014-05-25 00:20 | 東京 | Comments(0)
2014年 05月 20日

春の里山

春は駆け足だ。
ここの所、最高気温が25度を超える日が続き、日差しには夏の気配が濃厚に混じる。
うかうかしていると春のトンボはあっと言う間に姿を消してしまうので、昨シーズンの未消化種、シオ
ヤトンボ雌と、コサナエ雌を求めて都内西部の里山へ。今回も仕事前の短時間のフィールドワークだ。

どちらの種も一日中活動しているだろう、と高をくくり、現地到着が午後2時。谷津は午後の日差しに
覆われ、この時期ならではの爽やかな風が頬を撫でる。

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まずは秘密の水溜まりへ。

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一見すると静かだが、よく目を凝らすと水面すれすれを俊敏に飛び回る小さなトンボが。足元に止まっ
た所を撮影。

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コサナエだ。頭上の枝からひらひらと水面に降りて来ては、あちこちでドッグファイトが繰り広げられ
ている。今年も安定して発生しているようで安心した。ほどなく目の前に雌が飛来したので確保。
守備良くコサナエの雌は入手できたが、どうもシオヤトンボの数が少ない。たまに雄が現れるだけで、
目的の雌は気配すらない。

まあ、どこかでは出会えるだろう、とサラサヤンマの湿土を覗くと、静かに雄がホバリングしていた。
その後も谷津を歩き回るがどうも芳しくないので、思い当たる別のポイントへ。そこはクロスジギンヤ
ンマが沢山飛来する池があるのだが、その脇にシオヤトンボが飛び交う湿地があったのを思い出したの
だ。

30分ほど歩き、ポイント入り口の広場で、ぽつんと単独で摂食するシオヤトンボ雌とようやく出会え
た。しかし、沢山飛び交っているはずの湿地には雄がぽつんと佇むだけ。どうやらこの日の活動は終わ
ってしまっているようだった。その後はクロスジギンヤンマを一つ摘み、仕事場へと向かう。

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左上:クロスジギンヤンマ雄 右上:サラサヤンマ雄
左下:コサナエ雌 右下:シオヤトンボ雌

クロスジギンヤンマ、サラサヤンマ、コサナエは今が旬と言える状態。シオヤトンボは体色が褪せて、
早くも老熟期に入った模様。
それにしても、どこに行ってもシオヤトンボが殆ど見られなかったのが新鮮な驚き。一日中元気に活動
するトンボだと思っていたのだが、どうやら繁殖活動は午前中に終息してしまうようだ。
あまりにも身近なトンボだと、基本的な生態すらも把握していないことが多々あるが、今回はその好例
と言えるかもしれない。
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by brunneus | 2014-05-20 14:27 | 東京 | Comments(0)
2014年 05月 19日

ルリカミキリ盛況

駅前に行く途中、ふと思い出して近所のレッドロビンへ。

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今年も絶好調!
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by brunneus | 2014-05-19 02:24 | 東京 | Comments(0)
2014年 05月 17日

その後のムカシトンボ

昨日。
「バランスの取れた展翅画像を得た」と書いておきながら、舌の根も乾かない?うちに、再びムカシト
ンボのポイントへ。

一応納得はしたものの、画像の個体は成熟前で、体がまだしっかりとしていない個体だ。今年はしっか
り体が固まった個体を撮影したかったのだ。昨年は終盤ぎりぎりで成熟雌を得たが、翅がぼろぼろの個
体。連休中に完品の成熟個体を狙っていたのだが、想定外の悪天で成熟個体を狙うチャンスが潰れてし
まった。

連休後となるとムカシトンボはシーズン末期。いつも行く八王子のポイントは数は減っているだろう。
そこで季節の進行が少し遅いと思われる、都内北西部の谷を目指した。
仕事前だが予報は安定した晴れ。今年最後のチャンスと思い、頑張って早起きして電車に乗る。

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この谷は南向きで明るい陽光が降り注ぎ、「ザ・長閑!」という感じの非常に良い雰囲気なのだが、ア
プローチが長いので、近年は敬遠していた。さらに平地は晴れていても、ポイント周辺だけ雲が張り付
くことが多く、良い成果が出ていない。今回の天気は大丈夫だろうか。

路傍のカラムシを覗くと今年初のこのムシ。もう出ているようだ。

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道端の畑にはウスバシロチョウが飛び交っている。今が発生ピークのようだ。
そしてポイントに到着。しかしそれを待っていたかのように上空に雲が、、、。日差しが隠れると気温
も一気に下がり、肌寒くなる。こうなるとムカシトンボは厳しくなるが、めげずに産卵ポイントを探す。
実はこのポイントは成熟前の個体の摂食飛翔でしかムカシトンボを採ったことがなく、産卵場所を把握
していないのだ。

あちこち流れ沿いを探しまわったが、それらしい場所は見つからない。疲れはてて道に座り込む。
すると、視線の先から真っ直ぐ接近してくるトンボが。慌てて竿を掴み、一振り。

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ムカシトンボ雄。
よく見ると、次から次へと路上低くを雄が通過していく。時おり草むらを覗き込むような仕草をするの
で、明らかに探雌飛翔だ。曇天で草むらに休止する雌を探しているのだろうか。今回の目標は雌なのだ
が、産卵ポイントが特定できない以上、まあ、雄だけでも良しとするか、、と諦めかけた時。
再び路上から接近する影。少し黄色っぽく見えた気がしたが、どうせ雄だろうと気が抜けたストローク。
そしてネットの中を見て感激。

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雌だ!!
あたかも探雌するように雄と全く同じ飛び方をするので、区別が付かなかった。その後も同じように飛
んでくる雌を二回ほど目撃。

曇天の中の路上を次々に通過するムカシトンボの雄雌。そういえば、「曇天日には流れを離れて路上を
飛ぶ」という記述をどこかで見たのを思い出した。今回はそのパターンだったのかもしれない。

上空に雲がかかってきたときはどうなることかと思ったが、ムカシトンボの成熟個体が採れて満足。
5月中旬でもまだかなりの個体数が見られたので、「ムカシトンボは5月連休のトンボ」というイメー
ジが払拭された。むしろ人ごみで混雑する連休よりも、ひっそりと楽しめる連休明けの方がいいかもし
れない、とさえ思えてくる。

今のところ、今年のシーズンの滑り出しは順調のようだ。
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by brunneus | 2014-05-17 13:39 | 東京 | Comments(0)
2014年 05月 14日

バランス

ここ数日は、時間がある時と晴天が重ならないので、なかなか採集に行くチャンスが巡ってこない。

そんなわけで相変わらずしこしこと展翅撮影に励んでいるのだが、これもその一枚。

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ムカシトンボの展翅は難しい。大きさとしてはイトトンボより楽なのだが、このトンボも翅胸背面が狭
く、翅の位置が安定しないのだ。何もしないで翅を開くと、全体的に翅が後方に流れてしまい、展翅と
しては見栄えが悪くなってしまう。そこでひと手間加えて、四枚の翅がバランス良く開いた位置に固定
するのだ。
腹部に関しても、このトンボはキチン化が弱く、芯を入れたとしても左右対称に真っ直ぐ伸びてくれず、
いつも苦戦させられている。

今回は久々に全体的にバランスの取れた展翅画像が撮れた。バランスと言っても、あくまでそれは個人
的に一番綺麗だと思うものだ。他人から見ればまた別の意見もあるだろう。
展翅画像の場合は、まず決めるのは四枚の翅の角度だ。前、後翅は水平よりも20度ほど、上下に傾け
る。そして翅胸前面は、見えすぎず、見えなさすぎず。展翅した状態で側面から見て、翅胸上面と、腹
背を結んだラインが一直線になれば理想的。
横位置の場合は、脚はできるだけ胴体から離し、胸や腹部、頭部の形態がはっきり見えるようにする。

これらは厳密な角度で決めているわけではなく、あくまで感覚的なものなので、個々の個体の状況や、
種によっては若干変更していることもある。

頭の中に理想型はあるのだが、生き物相手だと、そう簡単に思い通りになってはくれない。
そこが歯がゆくも、面白い部分かもしれない。
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by brunneus | 2014-05-14 01:18 | 東京 | Comments(0)
2014年 05月 12日

頑張って

今日も頑張って、千葉のアオモンイトトンボを展翅。

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たかだか3㎝程度の小さなイトトンボだが、仮にこれがギンヤンマくらいの大きさだったら、一躍大人
気のトンボに変身できるだけの、魅力的な色彩を備えていることは認める。
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by brunneus | 2014-05-12 23:56 | 千葉 | Comments(0)
2014年 05月 11日

期間限定

先日のトラフトンボの沼では、少ないながらもアオヤンマが見られた。

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この画像の雌はまだ未熟な個体だが、この時期ならではの橙色を帯びた翅が美しい。
14年前に千葉北西部の沼で初めてこのヤンマを見たが、その時の個体も鮮やかな橙色の翅を持つ未熟
な雌だった。未熟個体の橙色を見ると、14年前の興奮が鮮やかに蘇ってくる。

アオヤンマの雌は成熟が進むと翅は透明になる。そして老熟期に入ると白く濁り、未熟期の瑞々しさは
見る影もなくなる。
老熟個体もそれなりに渋い趣があって好きなのだが、この時期限定の色鮮やかな個体が、いちばんアオ
ヤンマらしいと思う。
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by brunneus | 2014-05-11 02:33 | 千葉 | Comments(2)
2014年 05月 10日

異形

先日のカニの日でのこと。

一通りの採集を終え、波打ち際で泥で汚れた長靴を洗っていると、足元をゆっくりと移動する生物が目
に入った。即座につまみ上げると、それは出会ってみたかったカニだった。
追加を狙ってさらに周辺を探索すると、再び発見。

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マメコブシガニ 左/雄 右/雌

マメコブシガニは、内湾の砂泥環境に棲息する中型のカニだ。情報としては以前から知っていたが、ど
んな環境に棲息しているのかも分からないので、出会いの期待はしていなかった。波打ち際の砂上で連
続して発見できたので、ヤマトオサガニなどと違い、陸側には進出しないのだろうか。
「長靴を洗う」という行為をしなければ見つけられなかったので、幸運としか言いようがない。

持ち帰ってじっくり観察すると、つくづく面白い形をしたカニだと思う。

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何かのマンガのキャラクターに出てきそうな顔立ちだ。どういう必要があって、こんな形に進化したの
だろう。
図鑑によると、このカニの脚は前後に動くので、カニとしては異例のことだが、横歩きではなく、前に
進むことができるという。確かに発見時も前進中の個体だった。

訪れる度に発見がある干潟。また行かなくては!!
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by brunneus | 2014-05-10 03:45 | 神奈川 | Comments(0)
2014年 05月 08日

そして翌日

今日は風が強かったがよく晴れた。

朝は案の定ヨツキボシカミキリの追加は叶わなかったが、昼休みにいつもの通路を巡回すると、やっぱ
りいた。

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どうやら今年はヒラタアオコガネの当たり年のようだ。色彩が異なるのは雌雄の差か、個体差か、、。
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by brunneus | 2014-05-08 20:40 | 東京 | Comments(0)