トンボの日々

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2014年 10月 21日

小虫2種

こんなムシを紹介する、ということは、最近はトンボ運に見放されている、ということ。

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左/チビアメバチ亜科の一種:体長20mm 右/クマスズムシ:体長10mm

チビアメバチは、この時期水気のある場所に行くとやたら目に付くので、ひとつふたつ掬ってみた。
拡大してみると、なんとも洒落た色彩とフォルムをしている。情報によると、この仲間はどれも寄生蜂
で、鱗翅目の種に寄生することが多いらしい。風もないのにゆらゆらと植物からぶら下がる、「ホウネ
ンダワラ」はこの仲間の繭だ。チビアメバチは類似種が多いようなので、この画像が何というチビアメ
バチかは見当もつかない。

クマスズムシの方は、青梅市の路上で摘んだもの。このムシは北関東のマダラヤンマの産地では確認し
ているのだが、他の場所ではあまり見かけた(音を聴いた)ことはない。
10月上旬の夜、仕事帰りの一橋大学構内から、「ネネネネネネネネネ、、、」という機械音のような
音が聴こえたので耳を澄ましてみると、それは紛れもないクマスズムシだった。そして翌日、青梅にル
リボシを狙いに行って見かけたのが、画像の個体。
あまり音を聴いた経験がないので、クマスズムシはてっきり珍しい種だと思っていたのだが、二日連続
で身近な場所で存在を確認して驚いた。認識していないだけで、案外どこにでもいる種類なのかもしれ
ない。


さてルリボシヤンマ雌。
「近いうち採れる気がする」と書いておきながら、気配も捕まえられぬまま、シーズンを終えようとし
ている。「関東産ルリボシヤンマ属3種の雌」を並べた写真を撮りたかったのだが、ついにそれは叶わ
ぬ夢となりそうだ。
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by brunneus | 2014-10-21 23:47 | つぶやき | Comments(0)
2014年 10月 13日

また発見

相変わらずルリボシヤンマ雌を求めて、山沿いを徘徊している。その過程で出会った外道2種。

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左:カトリヤンマ雄 右:タカネトンボ雄

カトリヤンマはまだシーズン真っ盛りだが、タカネトンボはもう終盤。10月中旬に姿を見ることは少
ない。この個体は遅い時期の自己記録更新だ。



ところで、採集したカトリヤンマを見ていて、あることに気付いた。それは翅胸側面後端の部分。

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左:カトリヤンマ雄 右:リュウキュウカトリヤンマ雄

画像の黒い矢印部分に、リュウキュウカトリヤンマと同じような青色斑があるのを見つけたのだ。同じ
産地で採った別個体にも、この青色斑があった。そこで夏に北関東で採集した個体を調べてみると、一
面緑色で青色斑はない。
初めての八重山採集行でのこと。黄昏の森でリュウキュウカトリを手にした時、翅胸後端の青色班が輝
くように見えて、強烈に印象に残っていた。それ以来、「翅胸の青色斑」はリュウキュウカトリの専売
特許だと思っていたのだ。

カトリヤンマとの付き合いは13年になるが、このヤンマの雄の翅胸にも青色班があることに気付かな
かった。成熟過程で発現するものなのか、産地による変異なのか、あるいは単純に個体変異の範疇なの
か、、。再びカトリに出会ったら、翅胸を調べてみようと思う。

こういう小さな発見は、友人や恋人の知られざる一面を見つけた時の気持ちにも似て、嬉しくなる。
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by brunneus | 2014-10-13 14:41 | 関東 | Comments(0)
2014年 10月 07日

予想外

先日の長野のトンボ天国。

予想外のマダラヤンマとの出会いに驚いたが、もうひとつ予想外があった。それはこのトンボ。

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左:キトンボ雄 右:キトンボ雌

個体数はそこそこ多く、昼前の時間帯にはあちこちで連結態が池岸で産卵していた。
都内在住者にとって、キトンボと言えば晩秋の埼玉だ。そのトンボに、標高1000mの高原で出会え
るとは思ってもみなかった。
マダラヤンマとキトンボのシーズンは重なるが、思い出してみると、マダラヤンマのポイントでキトン
ボを見た記憶がない。やはり水質が関係しているのだろうか。そう言えば、埼玉のポイントも、今回の
ポイントも、水の透明度は高い。

何はともあれ、マダラヤンマとキトンボという、秋の大きなターゲットである二種のトンボがいっぺん
に採れてしまったことで、ルリボシヤンマ以外、もう採るトンボが無くなってしまった。

特に根拠は無いが、ルリボシヤンマ雌はもうじき採れる、という気がしている。











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by brunneus | 2014-10-07 22:27 | 長野 | Comments(0)
2014年 10月 06日

よく見てみれば

いままであまり意識したことはないが、よく見るとルリボシヤンマにも斑紋の変化がある。

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上の個体は、腹部側面の斑紋が小さな、東京近郊でよく見られるタイプ。下の個体はそれに比べて、斑
紋が発達している。画像で見るとあまり実感が湧かないが、実際に野外で手にしてみると、斑紋発達型
は、「ずいぶん黄色いな」という印象を受ける。
画像の斑紋発達型は、八ヶ岳山麓の高標高地で得た個体だが、その場所で採集した個体はみな斑紋発達
型だった。一方で、都内周辺で得た個体は、斑紋発達型を見た記憶があまりない。

もちろん、今まで気をつけて見ていたわけではないし、きちんと調査したわけではないので、あくまで
感覚的な話しだ。しかし、高標高地(寒冷地)産の個体は斑紋が発達する、というバイアスが存在する
とすれば、なかなか興味深いテーマだと思う。
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by brunneus | 2014-10-06 16:04 | つぶやき | Comments(0)
2014年 10月 04日

追い込まれている

ここ最近は、ルリボシヤンマの雌を求めて埼玉や都内の産地を巡っている。しかし、出会うのはくたび
れた雄ばかりで、雌の気配さえない。
かつて頼りにしていた埼玉の産地は、何故か数年前からルリボシヤンマが激減している。こうなってし
まうと、単発的に採集経験がある産地を巡回するしかないのだが、このヤンマは低地においては放浪癖
が強いので、いつもいるわけではないのだ。昨シーズンも一匹の雌を手にするまで散々苦労させられた。

ルリボシのシーズンは残り僅か。やはり「本場」に行くしかないのか、、。
だんだん追い込まれてきた。

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by brunneus | 2014-10-04 02:15 | 関東 | Comments(0)