トンボの日々

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2014年 12月 28日

東京都のトンボ

毎年シーズンオフには撮り溜めた画像いじりをしているのだが、(標本いじりはあまりやらない)い
ま作っているのがこれ。


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以前の記事でも書いたが、「東京都のトンボ」の制作に着手した。完成のメドも、どこで印刷するか
も全く未定の見切り発車。
以前に書いたことを再び書くが、近年、各地方版のトンボ図鑑が相次いで出版されるなか、トンボフ
ァンが多いはずの東京都のトンボ図鑑がいまだ出版されないことが、気になっていた。
何か裏があるのか、単にそういう話が出ないだけなのか、、。
その理由はともかく、自分なりに、住んでいる地域のトンボ相をまとめてみたいと思っていたのだ。

しかし、いくらトンボが好きとはいえ、棲息する全てのトンボをコレクションしているわけではない。
気が向いた時に、気が向いたトンボを採集しているだけなので、当然、未採集(未撮影)のトンボが
いくつか存在する。思いつくところでは、

オオイトトンボ、セスジイトトンボ、モートンイトトンボ、ヒヌマイトトンボ、オオモノサシトンボ、
アオイトトンボ、アサヒナカワトンボ、オジロサナエ、ヒメクロサナエ、ヒメアカネ

といったぐあいだろうか。さらに、雌雄が揃っていないものや、撮影してはいるが生態、分布状況な
どの知見を持ち合わせていないものも多い。

制作中の図鑑の目指す所をどこに設定するか、でも変わってくるが、完全な図鑑にするには、上記の
種を網羅する必要があり、とても自分だけの力では完成させられそうもない。一方で、初心者向けの
入門図鑑的な性格のものであれば、よく見られる種、美麗な種に絞って掲載する、という手もある。

ゴール地点も定まっていないが、細々と制作は続けていこうと思う。
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by brunneus | 2014-12-28 22:54 | つぶやき | Comments(0)
2014年 12月 27日

かたちなきもの

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例えば、手元にカラスヤンマの標本を並べてみる。
特に凝視することもなく何となく眺めていると、視界の片隅で、その標本たちが何かを語りかけてく
るのを感じることがある。
もちろん、ここで言う「語りかける」は比喩であり、実際にカラスヤンマたちの声が耳に届く訳では
ない。その内容は時と場によって様々だが、ある時は翅の模様が、またある時は腹部の形がクローズ
アップされ、意識の中に入り込んでくるのだ。そして入り込んできたそのディティールは、意識の深
層にある別の何かと反応を起こし、新たな閃きとなって意識の表面に浮かび上がってくる。

これをチャネリングと言うのかは知らない。
そもそも、心に関する言葉で、舶来横文字言葉は身の毛のよだつほど嫌いだ。なぜならその殆どが、
縁もゆかりもない土地(例えばハワイとか)のものをファッションで輸入しているに過ぎないからだ。
そして、それと気付かずに、本気でそのファッションを信仰する人々も嫌悪する。
しかし例えば、沖縄のユタやツカサ、ノロの世界は信じることができる。それはその土地に長い時間
を経て、深く根付いたものだからだ。ハワイはハワイで、沖縄は沖縄の土地でこそ、それぞれの心の
世界が機能するのだと思う。
(ちなみにここ東京にも、太古にはエンデミックな心の世界があったのだと思う。しかし文化の洗濯
機にかき回されるなかで、いつしかそれは見えなくなってしまった。)

話を戻す。
冒頭で述べたように、カラスヤンマの標本と自分の意識のあいだに、言葉では説明できないやりとり
が存在するのは確かだ。
あるいは、この現象を知識のある人間は何かの言葉にすることができるかもしれない。しかし、言葉
にならないものは、言葉にならない状態であるからこそ、その輝きと色艶が保たれるのだと思う。闇
の中のものは、闇の中でその存在の意味を自覚することができる。

形あるものから発せられる形なきもの。それは自分にとって、とても大切なものだ。
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by brunneus | 2014-12-27 00:26 | つぶやき | Comments(0)