トンボの日々

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2017年 01月 11日

ずぼら

近頃は、すっかり「直翅の日々」と化したブログだが、しつこく直翅。

今までは、緑色の直翅は標本で緑色を残すのが難しいと感じていた。しかし昨年、ひょんなことから、
手軽に緑色を残す方法を発見した。

例えばこのバッタ。

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都市部ではあまり目にすることがないクルマバッタ。ほぼ生時の色彩を留めていると思う。身体が軟
らかい直翅類は、内蔵を引き抜いた後に綿などの詰め物をするのが一般的らしいが、そんな手術めい
た器用なことは出来そうにない。自他ともに認める面倒くさがりとしては、できればこのクルマバッ
タのように、虫体には一切手を加えずに楽をして標本を作りたいのだ。

この手軽な方法を発見してからは幾種かで試してみたが、概ね良い結果が得られた。ただし、カヤキ
リやヒガシキリギリス、ヤブキリなどの体が軟弱な大型種ではまだ試したことがない。また、トンボ
を始め直翅以外の昆虫や甲殻類にも応用できるのか、試してみたい。

今年も、手間ひまかけない「ずぼら」を追求する一年になりそうだ。





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by brunneus | 2017-01-11 00:23 | つぶやき | Comments(6)
2017年 01月 04日

越年•その2

今日の昼間、近所の歩道を歩いていて突然視界に飛び込んで来たもの。

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オオカマキリ雌

拾い上げてみると、まだ変色は始まっておらず、身体の各部は瑞々しく軟らかい。目立つ歩道で死んで
いたにも関わらず、カラスや猫に持ち去られていない。
以上のことから、絶命したのは今日の朝か午前中と見ていいだろう。暖かな陽光に活動を開始したもの
の、エネルギー不足で歩道に落下したのだろうか。

オオカマキリは通常は8月下旬から9月にかけて羽化し、このあたりでは概ね12月上旬までには姿を
消す。中には、少数ながらこのように年を越す個体もいるのかもしれないが、実際に目にすると、何だ
か不思議な気持ちになる。頭の中から虫に関する意識がすっかり消え失せた所に、突然目の前に現れた
からだろう。初詣に訪れた神社のツバキの木に、アブラゼミの抜け殻を見つけた時の気持ちに似ている。

大雪の日もあった今年の厳しい冬を、このオオカマキリはどう耐え抜いてきたのだろうか。
あれこれと想像してみよう。






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by brunneus | 2017-01-04 20:42 | 東京 | Comments(0)