トンボの日々

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2009年 10月 21日

北関東の小物・その2

間が空いてしまったが、10月中旬の北関東遠征の画像から。

マイコアカネ雄:体長38mm前後
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いわゆる赤とんぼの仲間だが、その中でもとりわけ小型でスリムな種。
姿形が紛らわしい種に、マユタテアカネ、ヒメアカネがいる。この3種はとても良く似たキャラクターで、
「小さな3姉妹」と勝手に呼んでいる。

その3姉妹の中でも、特に美人なのがこのマイコアカネ。
雄の額が爽やかな淡い青色に染まる。
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この青色を、京都の舞妓さんの青白いうなじに見立てて「舞妓茜」と命名された、というエピソードは有名だ。
しかし、、。青色を見て、京都の舞妓を思いつく想像力は凄い。
もしかしたら名付け親は京都の人なのかもしれないが。

このマイコアカネ、身近ではあまりお目にかかれない。
生息地は、背の高い挺水植物が繁茂した、明るく開けた池沼だからだ。
こういった良好な環境は、普段の生活圏の中ではまず無い。
そのせいか、マイコアカネは、ネアカヨシヤンマ、アオヤンマ、マダラヤンマなど、稀種的要素を持つトンボの棲息地に見られることが多い。

アカネ類は、小振りでどれも同じように見えてしまい、
個人的にはどうも興味が持てないグループなのだが、マイコアカネはちょっと別格なのだ。
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# by brunneus | 2009-10-21 14:01 | 茨城 | Comments(0)
2009年 10月 19日

標本リストその②

カフェで販売している甲虫標本のリスト。
甲虫は余興で、気になったものだけを集めているので、脈略がなく、
販売数量も少ない。

・オオコフキコガネ ペア(千葉県横芝光町産)

・ホソカミキリ ペア(東京都八王子市産)

・ヤマトタマムシ(東京都武蔵村山市産)

・カミキリムシ2種(キボシカミキリ、ヨツキボシカミキリ)
(神奈川県茅ケ崎市産・茨城県瓜連町産)

・ノコギリカミキリ(東京都八王子市産)

・カナブン2種(カナブン、クロカナブン)
(東京都八王子市産・千葉県横芝光町産)

・コガネムシ科2種(アオハナムグリ、ヒメコガネ藍色型)
(東京都武蔵村山市産・東京都福生市産)

・オキナワハンミョウ2頭(沖縄県国頭村産)

他にディスプレイ用として、、
シロスジコガネ、アオカナブン、ムネアカセンチコガネ、リュウキュウツヤハナムグリ、コカブトムシ、
クマゼミ、ヨコヅナツチカメムシ、ハヤシノウマオイ、アシグロツユムシなど、、。
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# by brunneus | 2009-10-19 01:30 | その他 | Comments(6)
2009年 10月 14日

カトリの秋

カトリヤンマは、浅い池や水生植物に覆われてほとんど水が無いような湿地に棲む。

無農薬の山沿いの田んぼなどは格好の生息地で、アキアカネと共に田んぼの耕作リズム
をうまく利用し、繁栄してきたトンボだ。
しかし、そんな環境など望むべくもない東京都内では、棲息は風前の灯火、といった状況。
唯一の多産地であった武蔵村山市の都立公園の田んぼ(厳重に管理されていて、「大人」の昆虫採集は禁止)
では、みたところ今年は激減している模様。今後の推移が心配だ。

そんなカトリヤンマは、7月下旬に羽化し、遅い年は、11月まで見られることがある。
他のトンボが次々に息絶える中、紅葉の谷津を元気に飛び回るタフなヤンマだ。
性的に未熟な時は鬱蒼とした森林内でひっそりと過ごすが、初秋に成熟すると一転、
明るい空間に飛び出してくる。

こんな生態から、カトリヤンマは「秋のヤンマ」というイメージがある。

10月に入ると、さすがに秋のヤンマも、だいぶくたびれてくる。特に雌は繁茂した植物の
中に潜り込んで産卵するので、翅がすり切れやすい。

下の2枚の写真。
上が8月のもの。
下が10月のもの。
同じ種とは思えない、、。

カトリヤンマ雌:茨城県産:体長70mm前後
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カトリヤンマ雌:長野県産:体長65mm前後
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しかし、このボロボロにすり切れた翅も、なんとも味わいがある。
昆虫の標本は、脚が欠けていたり、翅が破れていると、B級品と見なされ価値が急落する。
だが僕は、(自然に欠落したものであれば)欠損は否定しない。
なぜなら、それはその個体の生きてきた中での、行動の軌跡だからだ。
産卵で翅がすり切れることもある。
雄同士の闘争で翅がすり切れることもある。
あるいは、鳥に摘まれて翅が破れ、危うく逃げのびたのかもしれない。

僕のトンボ標本の制作テーマである、「物語」を感じるのだ。

写真の翅がすり切れた雌は、どんな物語を持っているのだろうか。
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# by brunneus | 2009-10-14 12:11 | 関東 | Comments(0)
2009年 10月 12日

北関東の小物

先日の写真から。

コバネアオイトトンボ雄。
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一見すると、普通のアオイトトンボと瓜二つだが、
・体に対して翅が短い(気がする、、、)
・側面から見て、胸部の金緑色の部分が上に後退している
・全体に小柄
・雄は成熟しても胸部に白粉を吹かない
ことが区別点とされる。

ちょっと綺麗なイトトンボ、くらいの存在感しかないが、
これが各県のレッドデータブックに掲載されるほど、稀なトンボなのだ。
産地に行けば沢山いるのだが、その産地が少ない。
一説によると、雌の産卵管が短く弱く、あまり固い茎の植物には産卵できないのだという。
なので、産地は柔らかい組織を持った、特定の挺水植物が不可欠となる。

肉食であるトンボは草食昆虫と比べて植物との関わりは薄いが、
(そのおかげで食草などを暗記しなくて良いので楽、、)
中にはこんな例外的な存在もいるのだ。
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# by brunneus | 2009-10-12 14:55 | 関東 | Comments(4)
2009年 10月 11日

おおむねゴール

4月から全力で駆け抜けて来たトンボ狂乱マラソンも、そろそろゴールに近づきつつある。

あとはクールダウン、というかチルアウト的な埼玉のルリボシヤンマ、キトンボをこなして、
晴れて今年度のトンボ行は終了となるだろう。

今日はとんキチさんと、Mくんさんと、北関東に今年最後の遠征へ行ってきた。
しかし狙いのマダラヤンマは殆ど飛ばず、コバネアオイトトンボと、アカネばかりが目についた、
静かな一日だった。

暇な時間も多かったので、トンボ以外のものばかりカメラを向けてしまう。

コブハクチョウの白キチ(勝手に命名)何でもよく食べる。
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シェパードの黒キチ(勝手に命名)誰にでもよく吠える。
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ヒトのトンキチ(三平さんでないほう)何でもよく採る
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とんキチさん、Mくんさん、ありがとうございました。
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# by brunneus | 2009-10-11 00:34 | 関東 | Comments(3)