絶好のトンボ日和と休日が重なった(半分狙っていたのだが笑)
この時期の晴天は、サナエに費やす、と決めていた。
去年は惨敗に終わっている。今年は季節の進行の遅れの分を差し引いても、
さすがにもう発生ピークを迎えているだろう、と踏んだ。
9:30
ポイント着。天気は快晴、気温も既に高い。はやる気持ちを抑えて川原に駆け出す。
・・・・・・・・・・・。
サナエの姿が無い。
気を取り直して、近くの杉木立の空間に様子を見に行く。
到着する手前から、大きなトンボが朝の光を全身に受けて、
ゆっくりと旋回しているのが目に飛び込んできた。
竿を出すと、どうやら二匹いるようだ。
そのうちの一匹をネットイン。
コヤマトンボ。未熟。しかも雄、、、。
しまった〜!!
まだ早い、ということなのか!!??
脇の水路に舞うアオハダトンボを掬って手に取ると、
雄なのにまだ翅が茶色っぽい。
未熟だ、、、。
10:29
川原でようやくアオサナエを見るが、近づく素振りを見せただけで、
一瞬にして視界から消えてしまった。
暑さを避けて、木陰に腰を下ろして岸辺を見つめるが、
一向にサナエは戻ってこない。
気分転換に少し下流側に移動すると、足元の水面にさっとトンボの影。
とっさにストロークすると、運良くネットの中に吸い込まれてくれた。
アオサナエか、、?
取り出してみると、それはホンサナエ。
以降、ホンサナエはちょくちょく見るが、アオサナエは全く飛ばない。
こうなったら黄昏飛翔に賭けるしかないか、、。
正午
アオハダトンボの水路から、真っ白なトンボが飛び立つ。
ネットをあてがい、手に取ってみると、なんと羽化したてのキイロサナエだった。
キイロサナエがこの状態じゃ、全然だめだ、、。
結局、この日は夕方になんとかアオサナエ雄を一匹だけ採ることができたが、
あわよくば雌、、なんていう期待は、ただの妄想に過ぎなかった。
他のトンボ:
クロイトトンボ(成熟)/多
ニホンカワトンボ(半成熟)/多
アオハダトンボ(半成熟)/多
ミヤマカワトンボ(成熟)/少
ダビドサナエ(成熟)/多
キイロサナエ(未熟)/少
ヤマサナエ(半成熟)/少
ホンサナエ(成熟)/普
アオサナエ(成熟)/稀
コヤマトンボ(半成熟)/少
ハラビロトンボ(未熟)/稀
・今日分かったことは、アオサナエはホンサナエより出現が遅れる、ということと、
キイロサナエはヤマサナエより出現が遅れる、ということ。
川の水質は初めて来た9年前より明らかに悪化している。
アオサナエ雄:体長55mm