トンボの日々

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2010年 07月 28日

ネアカオニヤンマ

などという名のトンボはもちろん存在しないが、
そう呼びたくなるものがいる。

オニヤンマ雌:体長110mm
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画像ではわかりにくいが、未熟な雌は翅の根元から前縁に沿って、
淡い橙色の帯が発現するのだ。
しかし、成熟するとこの帯は消失し、何の変哲もない透明な翅に変わってしまう。
だが、八重山に分布する個体群の雌は、成熟しても鮮やかな橙色が残る。
こちらが真の「ネアカオニヤンマ」かもしれない。

7月の中旬。
この橙色の帯を持つ大きなシルエットが、谷間の開放空間の上空を悠然と旋回している光景は、
南方のミナミヤンマ類を連想させて、ぐっと来るものがある。
飛び方が、カラスヤンマやミナミヤンマにそっくりなのだ。思わず竿を伸ばしてしまう。

あまりにも普通種で、普段は巨大な体が飛び回っていても意識に入ってくることはまず無いし、
採ろうとも思わないが、未熟期だけは、魅力的なトンボに変身する。
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by brunneus | 2010-07-28 23:45 | 神奈川 | Comments(0)


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