5月下旬から6月上旬は、アオヤンマが最も個体数が多い時期だ。
雌雄ともにすっかり成熟し、繁殖活動が活発に行われている。
しかし、こう毎日冷たい雨に降られては、さすがのアオヤンマも活動できないだろう。
こんな日には、アオヤンマたちはどこで何をしているのだろう。
だいぶ前に高知にトンボ採りに行った時は、
大きな沼の畔で、雨の中交尾するペアを採集したことがある。
案外、悪天候でも細々と活動しているのかもしれない。
アオヤンマ雄:体長70mm
しかしやはりこのヤンマは、湿気をたっぷり含んだ、
むせ返るような初夏の日差しの中のアシ原がよく似合う、と思う。