トンボの日々

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2013年 09月 02日

ギリギリセーフ

8月最後の貴重な二日間の休みを、両日共にふいにしてしまった。

一日目は、エゾゼミとシラフヒゲナガカミキリを狙って山梨の高原へ。しかし晴れの予報のはずが、
現地に着いた途端に急変し、空は厚い雲に覆われ、しまいには雨が降ってくる始末。静かな灰色の高原
の風景。エゾゼミはおろか、昆虫の姿自体が視界から消えてしまった。モミの新鮮な倒木を何本も発見
していただけに、非常に残念。
二日目は、オオルリボシヤンマの産地の新情報を元に、都内西部の山間部へ。地図で見る限りでは半信
半疑の環境だったが、情報を信じてはるばるバスに乗り、現地入り。散々歩き回るが、結局産地らしき
池は発見できずに、ふらふらと飛ぶミルンヤンマをひとつだけ採って、虚しく撤退。

最近はこんな感じで成果らしい成果がないので、少し前の採集行から。

8月第3週。
エゾトンボが終われば当然次はハネビロエゾ、ということで、確実な晴れを狙って栃木まで遠征。
毎度の長く苦しいアプローチだが、確実にハネビロエゾがいる、と分かっているので、気持ちは楽だ。
ポイントにはなんとか午前中のうちに到着。雄は前回よりも少ないが、むしろ雌を狙うには好都合、と
産卵ポイントの前に陣取り、待つ。
しかし、待てども雌は来ない。やはり昨年のような当たり年はそうそう無いか、、。と思いつつも、こ
こまで来て雌無しでは帰れない。

雄を眺めるのにも飽きて、このポイントに見切りをつけて第二ポイントへと歩き出した瞬間、目の前を
通過していった雄の先に、怪しい動きをする個体が!
雄より先に確保しなければ、一瞬で連れ去られてしまう。荷物を投げ捨て、全力で雄を追い越し、ネッ
トを水面に叩きつける。水中で輝く緑色の複眼。ギリギリセーフ、、。

その後は、前から目をつけていた林内の流れへと分け入る。クモの巣や倒木を潜りながら上流へと進む
と、そこには木漏れ日が差す理想的な環境があった。ふと足元を横切る影に頭上を見上げると、雄が悠
々と旋回していた。

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このポイントは、しっかりと張り込めばなかなか面白いかもしれない。

手にした雌は翅が煙り、老熟の域に達している。

ハネビロエゾトンボ雌:体長64mm
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このトンボは9月中旬頃まで見られるので、まだもう少しは楽しめるだろう。


さて、そろそろマダラヤンマ。今年はどういう作戦でいこうか、、。
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by brunneus | 2013-09-02 01:20 | 栃木 | Comments(0)


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