トンボの日々

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2016年 06月 13日

北の香り

春のトンボのシーズンが過ぎると頭の中はすっかり亜熱帯一色となるのだが、ほんの一瞬、北国の爽や
かな風景が脳裏を掠める時期がある。それがちょうどこの時期だ。

梅雨時の貴重な晴れ間をどこで過ごすかはこの時期の重要な要素だが、昨日は同好Aさんと協議の末、
いくつかの候補地の中から群馬の湿原を選んだ。

現地には午前8時に到着。ここは以前はオオトラフトンボを採りに通ったポイントだが、数年前から芳
しくない状況になっていたので、足が遠のいていた。エゾハルゼミのコーラスの中、期待を胸に岸辺に
立つが、飛んでいるのはヨツボシトンボばかりで、オオトラフどころか、沢山いたはずのカラカネトン
ボさえもいない。早々に諦めて、第二ポイントへ。

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最初に訪れたポイントより環境が良い。ここにはいるだろう、と岸辺を巡るも、ヨツボシトンボ、時々
飛び去るクロスジギンヤンマしか見あたらない。しまった、外したか、、、。
仕方がないので、足元に目を落とし、サブターゲットの小物を摘む。

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エゾイトトンボ雄

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オゼイトトンボ雄

日当りの良い岸辺の草地にわんさかと群れていた。これらのトンボは以前と変わらずに発生しているよ
うだ。

イトトンボと遊ぶのにも飽きたので、Aさんと協議の結果、ここで待っていても埒があかないので移動
することに。車の脇で、足首に違和感を感じて裾を捲って見ると、招かれざる客が。

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幸いなことに口器を皮膚に突き刺す前だったので、出血は無し。同好Aさんは靴下の中にまで入られて
いた。

車で30分ほど移動した第3ポイントは、もう随分訪れていない。確かハッチョウトンボがいる湿地が
あったはず、、と踏み込むとすぐに同好Aさんが「いた!」と声を上げる。湿地の草を凝視すると、可
憐な姿。

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目に入る個体が雌ばかりで、雄が一向に見つからないが、暫く探索すると目が慣れてくるのか、雄が次
々に目に入ってきた。

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昔訪れた時は、疲れていたからか、ハッチョウトンボは未熟な雄を1匹摘んだ以外は見つけることがで
きなかったが、この日は歩く度に足元から赤や黄色の小さなトンボが飛び出し、数の多さに面食らう。

ハッチョウと戯れていると、湿地の向こうから同好Aさんが呼んでいる。
行ってみると、木陰の岸辺を素早く飛び去る黒っぽいトンボ。やっとカラカネトンボに出会えた、、。
カラカネトンボは数が多く、産卵も複数回見られた。ポイントを変えると、これほどまでに状況が異な
るとは思ってもみなかった。

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どのトンボも撮影し直したい、と思っていたものばかりなので、オオトラフトンボは採れなかったが、
これで良しとしよう。
蒸し暑い東京から遠く離れた爽やかな北国の香りを充分に吸い込んだ1日。よい気分転換になった。
いつもながら、長時間の運転をしてくださる同好Aさんに感謝!







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by brunneus | 2016-06-13 00:39 | 群馬 | Comments(2)
Commented by 同好A at 2016-06-13 19:34 x
ハッチョウ乱れ飛ぶ北国の香り溢れる湿原!おかげさまで、私も実に癒されました~。例え大物に恵まれなくても、この時期の湿原巡りは癖になりそうです。いつまでもあの環境が維持されることを願っています。
いつも導いてくださりありがとうございます!
今後もリサーチと運転に励みます(笑)
Commented by brunneus at 2016-06-14 10:46
同好Aさま
長時間の運転ありがとうございます!初夏の湿原は本当に気持ちいいですよね。
単独では滅多に行かない場所なので、思い切って行ってみて良かったです。
また宜しくお願いします!


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