トンボの日々

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2016年 08月 06日

南ぬ島・その9

滅多にないことだが、出張という名の監禁状態にあったので、ブログを更新できず。

既に遠い記憶となってしまったが、今回の南方遠征で第一目標のカニがいた。
それがミナミコメツキガニ。

このカニの名前は、亜熱帯の自然を紹介する本などに必ず登場するので、昔からその名前は南の世界を
を象徴する存在として、意識の中に刻み込まれていた。

このカニは内地のコメツキガニに外見は似ているが数倍大きく、ミナミコメツキガニ科という別のグル
ープに属する。それほど珍しいカニではないようで、潮が引いた干潟に群れる写真をよく見るが、遠征
時に干潟をそれとなく探してみるのだが、何の知識もないままに探しても見つかるはずもない。

今回の旅では2ヶ所の干潟を巡ったが、最初の干潟で採集できたのはミナミベニツケガニだけで、どれ
だけ歩き回っても、ミナミコメツキガニを見つけることができなかった。

2ヶ所目の干潟。

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ここも駄目なのか、、と一抹の不安を抱えながら沖へ歩き、澪筋の袂まで来た時。対岸に蠢く黒っぽい
集団が見えた。

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直感で正体を理解し、じゃぶじゃぶと温水と化した澪筋を渡り、駆け寄る。いた!

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近づくにつれ、わらわらと逃げつつも集団を構成する個体がぽつぽつと減っていく。身体を回転させな
がら、泥に潜っているようだ。しかし、潜ったあとの泥が変色しているので、とこに隠れているかは一
目瞭然。泥に指をつっこむとすぐに掘り出せた。

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1ヵ所目に訪れた干潟には全く見られなかった理由は、どこにあるのだろうか。時間や、微妙な泥質が
関係しているのだろうか。いずれにしても、干潟ならどこにでもいるわけではないようだ。

カニと言うよりロボットに近い風貌を持つ、憧れのミナミコメツキガニ。このカニとの出会いは、今回
の旅をさらに充実したものにしてくれた。












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by brunneus | 2016-08-06 15:28 | 沖縄 | Comments(0)


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