トンボの日々

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2016年 09月 14日

9月のヤブ

9月中旬、日没時にふらりと訪れた都内の谷津の空を見上げると、腹部がすらりと長い大型のヤンマが
数匹、群れ飛んでいた。ゆったりとした飛び方は、オニヤンマとも違う。群れのなかの一匹をネットに
入れてみた。

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ヤブヤンマ雄

ヤブヤンマは初夏から盛夏が旬のヤンマだ。毎年、9月に入ると生き残りの個体が単発で飛んでいるの
を見かけることがあるが、この時期に複数の個体が飛ぶのを見るのは初めてだ。群れの中に雌の姿を探
したが、飛んでいるのは雄ばかりで、雌は見つけられなかった。
シーズン末期なのでさぞかし痛んだ個体かと思いきや、体の色はくすんでいるものの、翅の擦れたもの
が意外に少ない。オオルリボシヤンマなどはシーズン半ばから既に擦れた個体が増えるが、この差はど
こから来るのだろう。

生態を観察していると、オオルリボシは縄張り意識が強く、他の雄が侵入するとガサガサと音がするほ
どの激しい空中戦を繰り広げる。いっぽうのヤブヤンマは、水域の上を旋回はするが、雄同士が鉢合わ
せしても、ぶつかり合う場面は見たことがない。雄の縄張り意識の強さが、翅の擦れと関係しているの
かもしれない、という妄想をしてみる。


週間予報はずらりと傘マーク。
好調な結果を連発する仲間からは、今年は完全に出遅れてしまった。






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by brunneus | 2016-09-14 01:07 | 東京 | Comments(0)


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