トンボの日々

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2016年 11月 16日

北と南

国内のトンボを網羅した図鑑はいくつかあるが、持ち歩くとなるとどれも分厚く、非実用的だ。
そこで、温暖域に分布する種をごっそり省き、北方系と南方系の種に絞って掲載した、シーズンオフ恒
例の自己満足の小さな冊子を制作している。その中での副産物。

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おおざっぱに上半分が北方系、その下が南方系なのだが、こうしてみると北と南とでは独特の雰囲気の
ギャップがある。
養老孟司氏は、「虫には大陸の顔がある」とどこかに書いていたが、トンボにも「顔」のようなものがある
と思う。このことは以前に記事で「アジアの顔」という言葉で書いた気がする。  

やはり北のトンボは、なんとなく彩度が低いというか寒々しい配色で、南のトンボは色から感じる温度
が高い種が目を引く。同じ褐色でも、例えばマダラヤンマの褐色と、トビイロヤンマの褐色は暖かみの
成分が違うように見える。
思うに、このような南北での配色の傾向は、トンボに限らず生き物全般に共通するように感じる。例え
ば周囲に極彩色が溢れていれば、そこに棲む種は仲間を見分けるために必然的に鮮やかな色彩へと、一
種の相乗効果のようなものが働くのではないだろうか。

オフシーズンは、採ったトンボを眺めながら、こういった根拠のない自家製学説をでっち上げるのが楽
しい。








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効果のようなものが働いているのではないだろうか。
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by brunneus | 2016-11-16 08:51 | つぶやき | Comments(0)


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