トンボの日々

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2017年 02月 06日

憧れ

それほど珍しくはないが、見かけると胸踊るトンボがいくつかある。例えばこれら。

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どれも産地へ行けば個体数は少なくないが、最初の一匹を手にするまでに苦労したり、図鑑で初めて見
た時の強烈な印象が焼き付いていたり、と経緯は様々。簡単に言えば、かつて憧れていたトンボだ。

憧れの記憶を思い返してみる。
カラスヤンマは、翅が漆黒に染まった雌の横向き標本写真。オニヤンマの単調な縞模様の側で、それは
ひときわ異彩を放っていた。
トビイロヤンマは、亜熱帯の涼しい海風が抜ける、白い珊瑚の路地で目に飛び込んできた翅のオレンジ
色。 
マルタンヤンマは、薄暗い茂みを背にし、木の枝にぶら下がる雄の生態写真。深いワインレッドの地色
に、目の覚めるようなコバルトブルーの斑紋。トンボと言えはギンヤンマ型か赤トンボの赤、オニヤン
マの縞模様しか知らなかったので、見たこともない美しい配色に衝撃を受けた。
ネアカヨシヤンマは、茂みの太い枝に止まる、翅や胴体に蜘蛛の巣が絡まる渋く老熟した雄の生態写真。

これらの憧れの記憶はいつまでも色褪せることない。野外でその姿を見た瞬間に、意識の奥深くでフラ
ッシュバックするのだ。
今年も、憧れのトンボを求めて駆けずり回るのだろう。

     








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by brunneus | 2017-02-06 18:01 | つぶやき | Comments(0)


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