トンボの日々

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2017年 07月 08日

パイヌシマ2017・その3

今回の旅で出会ったトンボの中で、勢力を拡大していたのはこの2種。

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上:アカスジベッコウトンボ雄雌 下:ウミアカトンボ雄雌

アカスジベッコウトンボは、昨年は全く見られなかった湿地にも多くの個体が飛び交っていた。初め
てこのトンボを見たのは2012年。ホソアカトンボの池で2つの雄を見て仰天したのだが、今や止
水系トンボの中では、オキナワチョウトンボに次いで幅を利かせている。しかし不思議なことに、ギ
ンヤンマが飛ぶような広々とした池ではあまり見かけない。むしろ、水草が生い茂った、半ば湿地化
した池や、木立に囲まれた小規模な池、貧相な水田脇の水路などで見かけることが多かった。
このトンボに関してはあまり知識を持っていないのだが、内地で言うとオオシオカラトンボのような
生態的地位にあるのだろうか。

ウミアカトンボは、昨年は一箇所でしか見なかったので、今年は短いスケジュールの中、無理にこの
トンボのために時間を確保しておいた。しかし初日、島に到着して早くも40分後に発見。その後も
別の湿地で複数を見かけ、スケジールが随分楽になった。ウミアカトンボは近年、沖縄本島にも出没
しているらしいので、絶賛分布拡大中、と言いたいところだが、移動性が強い種は、ある日こつ然と
姿を消すことも多々あるので、次に訪れた時に出会える保証はない。

逆に少なかったのがこのトンボ

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ヒメキトンボ雄

昨年、何匹も飛び交っていた池には、今年は僅か二匹。しかも数が少ないからか異様に敏感で、滝の
ように汗をかきながら散々追い回した挙げ句、ひとつ手にするのがやっとだった。
昨年は全て未熟な個体だったが、今回手にした個体は成熟した雄。やはり未熟な状態とは雰囲気が全
く違う。発生ピークを過ぎてしまった、ということなのかもしれない。

こうして見ると、いつ訪れても沢山見るのはヒメハネビロトンボとオキナワチョウトンボ、あとはア
オビタイトンボ、コシブトトンボくらいだろうか。
不安定要素が多いので一喜一憂するのだが、行くたびに何が出るか分からないことが、南方遠征を止
められない原因のひとつだと思う。











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by brunneus | 2017-07-08 23:33 | 沖縄 | Comments(0)


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