トンボの日々

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2017年 08月 07日

安泰

ヤンマの季節。
実は6月下旬にネアカヨシヤンマを見に千葉を訪れていたのだが、ベストコンディションの天気にも関
わらずネアカを一匹も見ない、というかつて無い事態を経験している。
一抹の不安を抱えながらも、7月下旬、再度訪れてみることにした。

現地には午後遅くに到着。天気は申し分ない。
チョウトンボの群れをかいくぐって、ポイントへ。空梅雨のせいか湿地は乾燥し、スニーカーでも問題
ない状態。数が多い日には、まだ明るい時間帯から頭上を旋回するネアカを見かけるが、この日はしば
らく待ってみても何も飛ばないので、周辺を探索。

平日なので釣り人もライバルも少ないと思っていたのだが、林の中でネットを持った若者に出くわした。
しばし立ち話。どうやら彼も相当エネルギッシュに活動しているようだ。最近思うことだが、フィール
ドで出会う若者の情報収集能力と行動力には本当に脱帽する。やはり呼吸をするようにSNSを駆使する
世代は、自分とは大脳の構造が根本的に異なるのだろう。

頃合いの時間になったので、再びポイントへ。
しかし、待てど暮らせどギンヤンマ一匹飛ばない。あたりはかなり薄暗く、普通なら既に頭上がネアカ
で埋め尽くされている時間だ。嫌な予感が脳裏をよぎり、若者と顔を見合わせ苦笑い。
諦めの二文字が頭に浮かび始めた頃、ようやく待望のシルエットが視界に飛び込んで来た。竿を伸ばし
て追い回す。すると一匹、また一匹と数は増え、気付くと頭上を複数のネアカが飛び交う状態に、、。
こうなると完全にスイッチが入って、無我夢中だ。

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終わってみれば、去年なみの出具合。ここのネアカは今年も安泰のようだ。
帰り道。闇に包まれた車道で収竿作業をしていると、脇に一台の車が止まり、中から若者の人懐っこい
笑顔が覗く。駅まで送ってもらえる好意に甘えることにした。

今年のフィールドワークは全般的に負けが込んでいるが、たまにこういう良い日に巡り会えることが、
救いになる。

このまま調子が上向いてくれるといい。








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by brunneus | 2017-08-07 00:24 | 千葉 | Comments(0)


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