トンボの日々

brunneus.exblog.jp
ブログトップ
2018年 01月 03日

蔵出し

もう随分前に作って放置してあった標本を、久々に取り出してみる。

a0126535_23000135.jpg


カヤキリのペア。
直翅の標本は腹を裂いて防腐処理をするのが王道らしいが、面倒なのでやったことがない。
この標本も、少しの薬品と乾燥、そして冷蔵を組み合わせて作成したものだが、案外体色が残ってくれ
た。画像では分かりにくいが、腹部も生時と変わらぬ緑色。
完全に乾燥した状態にもかかわらず、奥の雌は手に持つとずっしり重い。内容物と言うより、外殻の重
さなのだろうか。

カヤキリは、大型のサメ類を彷彿とさせる風貌が好きで、見かけるとついつい手に取ってしまう。掴む
とすごい力で暴れて巨大な大顎で噛み付いてくるので、一瞬たりとも気の抜けない緊張感が、またいい。
出現ピークが7月から8月なので、ちょうど黄昏ヤンマの帰りにその大声を聞くことが多い。

夕暮れの空を飛ぶヤンマのシルエットと、カヤキリの声。
半年後には再びその場所に自分がいるということが、寒さに凍える今からはとても信じられない。





.

[PR]

by brunneus | 2018-01-03 00:00 | つぶやき | Comments(0)


<< 宇宙      春を待つ >>