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トンボの日々

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2018年 02月 15日

ヒタキ二種

冬になると、平野部に二種のヒタキがやってくる。

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ルリビタキ雌(もしくは若い雄)

ヒタキ二種_a0126535_00105162.jpg

ジョウビタキ雌

ルリビタキは漂鳥で夏は亜高山の森で繁殖、ジョウビタキは冬鳥でロシアなどで繁殖。高温期は別々の
道を歩む二種だが、冬にはどちらも温暖な低標高地で越冬する。
鳥見をしていると、ジョウビタキはあちこちで見かけるのだが、ルリビタキはあまり見かけない。観察
していると、数の多少というより、好む環境の相違なのではないか、と思えてくる。
ジョウビタキは比較的明るい環境を好み、ちょっとした薮があれば、河川敷や疎林のある公園の広場な
どでも良く見かける。いっぽうのルリビタキはどちらかというと薄暗い環境を好むらしく、規模の大き
な森林を有する公園や、背後に山塊を控えた谷津に出現する。都心部でも森が深い新宿御苑や明治神宮
では見られるが、逆に郊外でも小規模な公園には見られない。

ルリビタキの成鳥雄を見たくて、最近は多摩のあちこちを巡っているのだが、出会うのはジョウビタキ
ばかり。環境の他に、何か他にルリビタキが出現する要因があるのだろうか。

なかなか思うような出会いはない鳥見だが、鳥との間合いを計る緊張感はトンボ採りにも似て、一度憶
えると病み付きになる。トンボ採りとの違いは、カメラ一台で身軽に動けること。

もうしばらくはルリビタキを求めてフィールドに通う日々が続きそうだ。




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by brunneus | 2018-02-15 00:33 | つぶやき | Comments(0)


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