トンボの日々

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2018年 05月 23日

二年振り

この時期は晴れると爽やかな風が森を渡り、一年でもっとも過ごしやすい。しかし、人間が感じる快適
さと、昆虫のそれはどうも異なるようだ。トンボで言うなら、乾燥した空気は活性の低下を招く。

サラサヤンマは初夏の里山の代表的なトンボだが、やはりこのトンボも空気中の水分に敏感なようだ。
先日、久しぶりに訪れる湿地に行ってみたのだが、いつもなら木陰に入ったとたんに足元から飛び出す
雄の姿がない。天気は良いが、やや涼しいのとからっとした風が吹いている。
半分諦めの境地で雄が来るポイントで待っていると、「プルル・・・」という翅音と共に、サラサヤン
マの雄が登場。

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しかし、しばらくホバリングするとすぐに、地表の枝に静止してしまう。

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このぶんだと、雌は高望みか、、。
やがて止まっていた雄もついっとどこかへ消えてしまい、いよいよ終わりか、、と撤収を考え始めた時、
雄とは異なる弾むような飛び方をするシルエットが湿地に飛び込んできた。息を殺してじっと動きを追
うと、苔が生えた朽ち木に着地。産卵を始めた。

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見ていると落ち着かず、いかにも不安定な雰囲気だったので、そっとネットを被せる。

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サラサヤンマ雌。
昨年はタイミングが合わず、ついに手にすることができなかった。二年振りに眺めるサラサ雌は、老熟
してはいるものの、どこかジャポニズムを感じさせる上品な美しさは相変わらずだ。

時間があまり取れない今年の初夏はどうもぱっとしない成果だったが、これで調子が上向いてくれると
いい。













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by brunneus | 2018-05-23 01:05 | 埼玉 | Comments(0)


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