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トンボの日々

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2018年 06月 02日

サラサヤンマの谷津

昨日。
勝手に悪天候だろうと決めつけていたのだが、予報を見ると久々の晴天。仕事前の二時間、カメラと長
靴だけ持って、手軽に行ける昔馴染みのサラサヤンマの谷津へ。

サラサヤンマの谷津_a0126535_00151183.jpg


ここは典型的なサラサヤンマの環境が広がる素晴らしい場所。しかし湿地に足を踏み入れても、サラサ
ヤンマが飛ぶ姿が見えない。じっくりと地表を探すと、いた。

サラサヤンマの谷津_a0126535_00190910.jpg


気温が高いからか雄は不活発で、静止型の縄張りを張っていた。ここはこの雄に任せて、移動。
すると湿地脇の踏み跡の上を、中型の黒っぽいトンボがホバリングしている。じっと注視すると、やが
て脇の草むらの中に入っていった。忍び足で近寄り、草葉の間から覗いてみると、、

サラサヤンマの谷津_a0126535_00235776.jpg


今日の目的、サラサヤンマ雌。
雄が陣取る湿地を避けて産卵しているのだろうか。辛抱強く待ち、頭の中にあるイメージした場所で産
卵するのを待つ。すると思いが通じたのか、雌はついっと飛んだ。

サラサヤンマの谷津_a0126535_00264881.jpg


思い虚しく、またしても草の中で産卵。雌はこのあと、産卵に満足したようで空高く消えてしまった。
滞在できるタイムリミットが近付いてきたので、帰りがてら別の湿地へ入ると、、

サラサヤンマの谷津_a0126535_00290494.jpg


イメージに近い場所で産卵する雌に出くわした。
その後は時間になったので撤収。

サラサヤンマの雌は、一日待っても出て来ないこともざらだが、条件の良い日は簡単に出会えてしま
うものだ。
採集はしていないが、雌の産卵をじっくり観察できただけで充分満足な日だった。






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by brunneus | 2018-06-02 00:36 | 東京 | Comments(0)


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