トンボの日々

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2018年 10月 08日

春と秋

ルリボシヤンマの雌を求めて、都内の谷津を訪れた時のこと。
岸辺でじっと雌の飛来を待っていると、待望のシルエットが舞い降りて、足元で産卵を始めた。さっそ
くファインダーを覗くと、、

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そこにいたのは目的のルリボシではなく、オオルリボシだった。
オオルリボシは撮り飽きているが、貴重な都内産の雌だ。丁寧にその姿をレンズで追っていると、オオ
ルリボシ雌の背後に、別のヤンマらしきトンボが降り立った。

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一瞬、脳内のデータベースが「該当種なし」と回答する。無理もない。そのヤンマは、とうの昔にシー
ズンを終えているはずのクロスジギンヤンマだったのだ。

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春のヤンマと秋のヤンマのツーショット。なかなか見られない風景ではないだろうか。

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クロスジギンの雌も、頻繁に場所を変えながら接近し、しまいにはすぐ目と鼻の先で産卵している。
以降、1時間近くに亘って、2種のヤンマは一心不乱に産卵に勤しんでいた。

クロスジギンヤンマは春に個体数が多いヤンマではあるが、山間部では秋にも時々目にする。水温の関
係か、2化しているのかは分からないが、平地と山間部で発生パターンが変わるのが興味深い。

この日はルリボシヤンマこそ姿を見せなかったが、思わぬサプライズで充実した一日となった。








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by brunneus | 2018-10-08 00:19 | 東京 | Comments(0)


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