トンボの日々

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2018年 11月 04日

カマキリの谷

昨年から気になっていた虫を探しに、都内南部へ。
その虫が活動する時間も、場所も判然としないまま、現地には昼前に到着。どこを探したら良いかもわ
からないまま森の中の道を彷徨っていると、じっとこちらを見つめる視線。

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ハラビロカマキリ。惜しいがこれではない。

さらに歩くと目に入ったものも、、。

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オオカマキリ。これでもない。

やはりさしたる情報もないまま現地に突入するのは無謀だったか、、。
「玉砕」の二文字が頭の中にちらつき始めた頃。建物の階段の手すりに枯れ葉が引っかかっているのが
目に入った。

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無視しようとも思ったが、何となく気になったので近付いてみると、、

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やっと見つけた!
さらにその数メートル先の壁面にも、、

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連続して2雌発見で、一気に不安は吹き飛んだ。
その後。
トイレに入って手を洗おうとすると、ぽとりと脇に枯れ葉が落ちてきた。

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枯れ葉ではない!

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この日の本命、ヒメカマキリ。
嘘か本当か知らないが、かの有名なハナカマキリ科に属する国内唯一の種だという。
見慣れたオオカマキリやハラビロカマキリの幼虫サイズのくせに、生意気にも翅が生えているという、
なんとも憎いカマキリ。
昨年、都内にも棲息していることを知って以来、フィールドに出るたびに気をつけて探していたが、出
会いは叶わなかった。近い仲間のサツマヒメカマキリは、三年程前、ミナミヤンマを求めて四国に遠征
した時に、偶然海沿いの道路を歩いていた雌を採集している。

その小ささを何とか表現したいのだが、これで伝わるだろうか。

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気配を察知するとすぐにぴたりと伏せるさまや、いじるとぽとりと落ちて疑死する行動、前脚を揃えて
前方に突き出してじっとする姿は他のカマキリに見られず、この南方系カマキリのエキゾチックな雰囲
気を感じる。

この日訪れた場所は湿気が多い谷津だったので、そのあたりをキーワードに、時間があれば新産地を開
拓してみたい。









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by brunneus | 2018-11-04 23:48 | 東京 | Comments(0)


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