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トンボの日々

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2019年 05月 22日

未知

昨日のこと。
八王子の職場で久々にウバタマムシを拾ってケースに入れたのだが、つい出すのを忘れて一晩放置して
しまった。
今日になって思い出して取り出してみると、傍らに不思議な物体が。

未知_a0126535_23554930.jpg


はじめは糞の残骸かと思ったが、どうも様子が違う。

未知_a0126535_00075281.jpg


よく見てみると、肌色の蝋状物質の中に、粒がぎっしり並べられている。どうやら卵のようだ。
ウバタマムシはマツに付くらしく、職場でも植栽のマツの付近でよく見つかる。雌は樹皮の間に産卵す
ることは想像に難くないが、卵の形状までは考えたことがなかった。
雌は一卵一卵産むものと勝手に思っていたのだが、この卵塊を見て予想を裏切られた。本来は、樹皮の
間を蝋状物質で埋めて、その中にまとめて産卵するのだろう。


見慣れた虫でも、未知な部分を知ると少し得した気持ちになる。
卵から成虫まで飼育するのはとても無理なので、明日、卵をマツの近くに戻しに行こう。





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by brunneus | 2019-05-22 00:06 | つぶやき | Comments(2)
Commented by puntamama at 2019-05-22 23:34
面白いお話を有難うございました!
このお母さんは産室がないのに産気づいてしまったってことですか?

虫の世界も奥が深いですね
Commented by brunneus at 2019-05-23 21:31
puntamamaさん

この雌は狭いケースに入れていたので、安心してしまったのかもしれませんね笑

虫の世界はまだまだ知らないことばかりです!


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