ぽっかり空いた休日。今日を逃したら、もう後はない。
10月からずっとチャンスを狙っていたが、なかなかタイミングが合わず、
あれよという間に11月。おまけに、2日前に大寒波が列島を吹き抜けた。
晩秋の埼玉。オレンジ色の小さなプリンス、キトンボ。
これを見ないとシーズンの終わりは来ない。
キトンボとのカップリングで狙うのは、カトリヤンマ。
このポイントは、カトリヤンマの雄の安定したホバリングが見られる、数少ない場所だ。
しかし日付は既に11月。さらにこの前の寒波で、カトリはもうダメだろうな、、と、
半分諦めて、早朝の電車に乗り込んだ。
10時にポイント着。快晴。まだ池にはトンボは皆無だが、気温が上がってくると、
ぽつぽつオレンジ色が姿を見せ始めた。
多くの個体は敏感で、近づくそぶりを見せるだけでぱっと飛び立ってしまうが、
中には愛想の良いやつも。
雄の姿が増えてしばらくすると、連結態も。これは次々に来るか?と期待したが、2〜3組を見ただけで、
あっけなく終わってしまった。
早々に諦め、帰りにカトリポイントへ、、。しばらく佇んでみるが、気配はなし。
今年のカトリは終わってしまったようだ。
カトリは見られなかったが、久々にたくさんのキトンボの雄を見ることが出来て、充実した一日だった。
おまけのハリガネムシ。初めて見たが、水面をうねうね泳ぐ姿はやっぱりキモチワルかった。