トンボの日々

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2018年 04月 28日

惜しい

熱心に狙っているわけではないが、出会うと嬉しいのはトラフトンボの無斑型雌。
今年は、薮の上を宙返りする怪しいシルエットに出くわし、翻弄されながらもやっとの思いで手にした
のがこの個体。

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惜しい、、。翅の斑紋は消えかかっているが、「無斑型!」と自信を持って言えるほどではない。
トラフトンボの摂食飛翔は、慣れれば飛び方で雄と雌を見分けることはできる。しかし、中には雄と紛
らわしい飛び方をする雌や、その逆もいる。無斑型雌を手にするのは、雄と疑わず何の気なしにネット
に入れ、出してみてびっくり、、というパターンが多い。

無班型を求めて遮る物がない炎天下の中を彷徨うトンボ屋も見かけるが、とてもそこまでする気力はな
い。自分の場合は、トンボとの出会いは、少しの経験と、あとは運頼み。疲れない程度に楽しむという、
軟弱なフィールドワークなのだ。

今年も軟弱トンボ道を歩んで行きたいと思う。








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by brunneus | 2018-04-28 01:13 | 千葉 | Comments(0)
2018年 04月 23日

やはり早い

トラフトンボは、毎年4月最終週にシーズン入りする。
その時期は摂食飛翔が多く見られるが、雄は概ね成熟、雌は未熟個体と成熟個体が入り交じる状態とな
ることが多い。

そして今年、既に雌はほぼ全ての個体が成熟している。

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トラフトンボの産地に通って17年になるが、これはかつて無い早さだ。
これから続々と色んなトンボがシーズンを迎える。今年の春は慌ただしくなりそうだ。







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by brunneus | 2018-04-23 07:21 | 千葉 | Comments(0)
2018年 04月 21日

渋色2018

ここ数日は暖かい夜が続き、街のあちこちからクビキリギスの「ジー・・・」という音が響く。
そんな中から、ひとつだけ波長の異なる音をキャッチした。

ひとつの音に全神経を集中させて近付き、発生源を突き止める。街灯に微かに浮かび上がるシルエット。
そしておもむろにムンズと手掴み。

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シブイロカヤキリ。手に取ると、裏返して顔面を眺めずにはいられない。

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独特の、ワイルドな表情。

シブイロカヤキリは、国立駅前界隈では稀な種だ。ここ数年はシーズンごとに1個体を確認しているに
すぎない。大きさはクビキリギス程度だが、シルエットはカヤキリそのもの。この「小さなカヤキリ」
感が魅力的だ。今シーズンも無事出会えて安心。

昨日は一橋大学でキビタキの囀りを聞いた。春の生き物が出揃う中で、今年は未だにオオキイロコガ
ネを見ていない。年々確認する数が減っているので、動向が心配だ。発生が遅れているだけなら良い
のだが、、、。






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by brunneus | 2018-04-21 01:15 | 東京 | Comments(0)
2018年 04月 18日

ツグミ二種

トンボが開幕したは良いが、その後の天候不順で足踏み。
朝からの雨が上がり、空が明るくなったので、仕事前にカメラを持って一橋大学へ。

到着して早々に、すぐ先の地面に赤いツグミが佇んでいるのが目に入った。慌ててカメラを出してファ
インダーを覗くと、そこにいたのは一橋では初見のアカハラだった。

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この個体はどうしたことか、数メートルまで近付いても全く動ぜず。弱っているのかと、さらに近付く
と突然「ポピピピピ!」という叫び声を残して元気に飛び去っていった。

自分の目が節穴なだけなのかも知れないが、都内の平地で見る林床性ツグミはシロハラが殆どで、アカ
ハラはごく少ないように思う。元々の渡来数が少ないのか、好む環境が違うのかは分からない。アカハ
ラは高原地帯で繁殖する鳥なので、今日見た個体は、高原への渡りの途中なのだろう。

この日目に付いたもう一種は、普通のツグミ。

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この鳥もそろそろ旅立っても良い頃だと思うが、まだまだ沢山いた。こころなしか、いつもよりおっと
りしていて、接近を許してくれた。

森の梢からはシメの鋭い声と、アオジの長閑な囀り。この二種も平地では冬鳥だ。

今年は春の訪れが早いが、冬鳥たちはいつまでこの場所に留まってくれるのだろうか。






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by brunneus | 2018-04-18 23:48 | その他 | Comments(0)
2018年 04月 14日

開幕

4月上旬に、関東で早くもムカシトンボ羽化の知らせを見た。国立駅前ではダビドサナエ雌の死骸も発
見。トンボの出現も記録的な早さで進行しているようだ。

数日前。
高温晴天の予報を見て、日中の数時間、ムカシトンボの産地を訪れてみた。例年より一週間ほど早いが、
今年は期待できるかもしれない。

周囲の山肌は、鮮やかな新緑に萌えている。

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思うに、落葉広葉樹の新緑は、モミやスギの針葉樹の深緑と対比されて、初めてその美しさが際立つの
だと思う。

林道に入ると、そこここに春の虫が。

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そしてポイントに到着。
白く霞む空を睨むことしばし。ツー、、、と細い棒が視界を横切った。やはりいた!
最初の個体を目で追うと、別の角度からもう一匹が、、。そしてさらにもうひとつ。
ムカシトンボの摂食飛翔は独特だ。一定の速さで、まるで何かに牽引されるように一直線に飛ぶ。そし
て時々思い出したように急旋回して、再び直線飛行。時々ふわっと上昇し、空中に漂うカゲロウをキャ
ッチする。
以降二時間ほど、周囲の林から次々にムカシトンボが飛び込んでくる光景をじっくり堪能することがで
きた。

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毎年恒例のムカシトンボ詣から、狂気の季節が始まる。







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by brunneus | 2018-04-14 01:33 | 東京 | Comments(0)
2018年 04月 08日

あべこべ

昨日。
駅前に行くついでに、鳥見をしに一橋大学へ立ち寄ったのだが、そこで思わぬ副産物が。

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キマダラミヤマカミキリ。
今年は気力が無くてスギカミキリ探索をまともにしていないのだが、スギカミキリよりも先にキマダラ
ミヤマを手にするとは、、。キマダラミヤマは本来、初夏によく見るカミキリのはずだが、順番があべ
こべだ。

今年は国立の桜の満開がかつてなく早く、それに合わせてツマキチョウ、ビロウドツリアブなどの春の
虫の出現も早かった。しかしクビキリギスだけはいっこうに鳴き出さず、やっと一昨日の夜その声を聞
いた。

季節は一様に進行しているようで、細部を見ると微妙なゆらぎを持ちながら動いている。
今年は、ムカシトンボを手に出来るのはいつになるのだろうか。











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by brunneus | 2018-04-08 01:18 | 東京 | Comments(0)
2018年 04月 02日

ゴジュウカラの森

用事を片付けに、標高1200mの高原へ。

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森や草原はまだ冬景色だが、山には確実に春が訪れている。

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一週間ほど前にドカ雪が降ったはずだが、強烈な春の日差しに照らされて、稜線の雪は急速に解けてい
るようだ。稜線を行く登山者は、もはやアイゼンは必要ないかもしれない。

足元に視線を落とすと、ここにも春が。

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クジャクチョウ。高原の厳しい冬を生き抜いてきた貫禄ある姿。
そして森に入ると、梢から聴き慣れない声が。じっくりとその主を探してようやく発見。

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ゴジュウカラ。
小さい頃に、父に連れられて登った八ヶ岳(どの山かはおぼろげ)で見かけた以来の出会い。夢中で追
い回すが、木の幹をちょこまか動くので大苦戦。
落ち着いて耳を澄ますと、森のあちこちから「フィフィフィフィ」と独特の声がする。静かに木々を見
渡すと、少しずつ姿を発見できるようになった。

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どうやら囀る時は見通しの良い枝などに出てくるようだ。繁殖のための行動なのだろうか。

静かな早春の森にこだますゴジュウカラの声。ゆっくりと歩くだけで心が浄化されるような、こういう
場所が好きなのだ。

下界の有象無象をしばし忘れ、よい気分転換になった。






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by brunneus | 2018-04-02 00:29 | 山梨 | Comments(0)